毎日使用するメイクチップやブラシ、パフの洗浄は行っていますか?これらの道具にはコスメの油分や皮脂、雑菌などが吸着しているので、洗わずに使用を続けることは肌にとって決して良いこととは言えません。
・メイク道具の洗い方
・メイク道具を洗う頻度
・おすすめのクリーナー
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メイク道具を洗わないことで起こるトラブル
ブラシやパフが汚れていると、肌だけでなくアイシャドウなどにも悪影響が出てしまいます。メイク道具を洗わないことでどのようなトラブルが起きてしまうのでしょうか?
メイクが濃くなる
メイク用のパフやブラシは、使用するたびに粉がどんどんたまります。粉がたまった状態のパフやブラシを使用して粉を肌に乗せていくと、メイクが濃くなる場合があります。
さらに、メイクブラシを洗わずに使い続けると、粉だけではなく皮脂がブラシに付着します。皮脂がブラシに付着することでメイクブラシの毛同士がくっつきやすくなり、メイクをした際にムラとなってしまうこともあります。汚れたメイクブラシによって、メイクの仕上がりが悪くなり完成度も下がってしまいます。
メイクブラシの劣化が早まる
参照元:ワタシプラス
メイクブラシに付着した皮脂がファンデーションやアイシャドウとくっつくことで「ケーキング」が起こる可能性もあります。ケーキングとは、油分や摩擦により粉末同士が固まってしまうことです。
ケーキングが起こってしまうと、ファンデーションやアイシャドウがブラシ・パフにつきにくくなってしまいます。ケーキングが起きている部分は優しく削ることで解消されます。
肌荒れの原因になる
油分や皮脂が付いたままのブラシやチップ、パフが長時間ケースの中で密閉されることで雑菌の繁殖に繋がります。このような状態にあるメイク道具を繰り返し使用することは、肌や目元に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
クレンジングでメイクをしっかり落とすことは大切ですが、肌のために併せてメイク道具の洗浄もこまめに取り入れるようにしましょう。
メイク道具を洗う頻度
メイク道具は、毎日洗浄する必要はありません。特にメイクブラシは、洗いすぎによって毛を痛めてしまうため、寿命を縮めてしまうことになります。
目安として、メイク道具別の洗浄頻度を紹介します。
メイク道具 | 洗う頻度 |
---|---|
メイクポーチ | 2週間1回 |
パフ | 3日に1回 |
メイクブラシ | 1ヵ月に1回 |
アイシャドウチップ | 1週間に1回 |
化粧品をしっかり付着させ、肌との密着の多いパフやチップなどの道具は、こまめに洗うことがおすすめです。
メイク道具の洗い方
パフ・ブラシ・アイシャドウチップの洗い方を紹介します。専用クリーナーがない場合は食器用などの中性洗剤でも代用が可能です。
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用意するもの
- 専用クリーナー(中性洗剤でもOK)
- ぬるま湯
- コップ、洗面器
- タオル(キッチンペーパー)
メイクブラシを傷めない洗い方
引用元:超簡単|化粧品社員が教えるパフ・スポンジの洗い方まとめ!
- コップにぬるま湯を入れ、ブラシを毛の根元まで濡らす
- メイクブラシに専用洗剤を付ける
- 洗剤を付けたブラシを、コップの中でくるくると動かす
- コップのぬるま湯を2~3回変えてすすぐ
- すすぎが終了したら、タオルでブラシの水分を吸い取る
- 筆の形を整えて自然乾燥させる
- 乾燥しだしたら、毛量のあるメイクブラシはブラッシングをして毛並みを整える
メイクブラシには動物の毛を使用した「天然毛ブラシ」とナイロンなどの合成繊維を使用した「人口毛ブラシ」の2種類があります。
天然毛ブラシの洗浄には食器用の中性洗剤などは使用せず、固形せっけんや専用のクリーナーを使用しましょう。一方、人口毛の場合は天然毛に比べて丈夫な作りになっているので食器用の中性洗剤を使用してもOKです。
パフを傷めない洗い方
- 中性洗剤をパフにのせて、洗面器の中でパフをもみ洗いする
- 洗面器のぬるま湯を何度か入れ替えてすすぎ洗いを行う
- すすぎが終了したらタオルで水気をふき取り、自然乾燥させる
パフは皮脂やファンデーションを吸着しやすいため、汚れが溜まりやすいメイク道具です。肌に雑菌を付着させないためにも、小まめに洗うことを心がけましょう。
また、パフを洗う際は洗剤が残らないようにきちんとすすぎを行いましょう。洗剤が残っていると、肌荒れを引き起こす原因になります。
アイシャドウチップを傷めない洗い方
- アイシャドウチップに水と中性洗剤をなじませます。
- 指で優しく洗浄し、汚れを浮かせます。
- すすぎ洗いをして、水気を取ります。
- アイシャドウチップをコップに立てかけて乾燥させましょう。
アイシャドウチップは化粧品の油分が付きやすく、肌との密着も多いため1週間に1回は洗うようにしましょう。
メイク道具を洗う際の注意点
メイク道具を洗浄する際には、いくつか注意することがあります。こちらの項目では、メイク道具を洗浄する際の注意点を紹介します。
付け置きをしない
メイク道具の汚れが酷いからといって、洗剤の入った水に何時間もつけ置きをすることはNGです。特にパフやスポンジは、付け置きをすることで劣化を早めてしまう原因になります。
もみ洗いをする場合も30秒ほどにとどめておくようにしましょう。メイク道具を洗浄する際は、短時間&優しい力で済ませるように意識することがポイントです。
熱湯は使わない
メイク道具の洗浄時に熱湯の使用は避けましょう。熱湯を使用して洗浄を行うと、メイク道具の劣化を早める可能性があります。
特にメイクブラシの毛は熱に弱いため、熱湯で洗うと傷んでしまいます。一方で、水で洗う場合は油分が落ちにくくなるためおすすめできません。メイク道具を洗浄する場合は、ぬるま湯を使用しましょう。
直射日光・ドライヤーは使用しない
メイク道具は生乾きで使用すると余計に雑菌が繁殖してしまうため、しっかりと乾燥を行う必要があります。
メイク道具を乾燥させる際に注意するべきことは、ドライヤーの使用と直射日光を避けることです。ドライヤーは高温になるため、パフやメイクブラシを痛めやすくします。直射日光は、紫外線が含まれているため、劣化を早める可能性があります。メイク道具を乾かす際は、「風通しの良い日陰で乾かす」ことがポイントです。
メイク道具のおすすめクリーナー
資生堂のクリーナーは、スポンジ・パフ・ブラシと1本で幅広く使用が可能です。
柔軟効果があるため、メイク道具の肌あたりを柔らかくしてくれます。きついニオイもなく不快感なく使用できます。
オールマイティにバランスよく使用できるアイテムなので、クリーナー初心者にもおすすめです。
KohGenDoのスポンジクリーナーは、スポンジだけでなくパフやブラシにも使用が可能です。
パフやスポンジについたファンデーションなどの汚れはしぶといですが、洗浄力が高いためしっかり汚れを落としてくれます。
スタイルプロは、油分の多い化粧品を洗浄するために開発されたブラシ用のクリーナーです。
洗浄力が高いにも関わらず、天然毛にも対応している点がポイントです。また、洗浄後は水によるすすぎが不要なのでそのまま乾かすだけでOKです。
1本で約50回分も使える高コスパ商品です。
DHCのクリーナーは優れた洗浄力で、汚れの落ちにくいウォータープルーフタイプのファンデーションもキレイに洗浄できます。さらに、抗菌成分として「緑茶エキス」を配合しているので洗浄することで雑菌の繁殖を抑制できる点が特徴です。
また、柔軟剤が配合されているおりスポンジやパフを優しくソフトな肌触りに仕上がります。
DHCでは、週1回の使用を推奨しています。パフやスポンジのスペシャルケアとして、週1回の洗浄に使用してみてはいかがでしょうか。
さいごに
同じメイク道具を使い続けると肌の汚れや菌がメイク道具に付着してしまい、不衛生な状態になります。さらに、メイクのノリ自体も悪くなり、ムラになってしまう場合もあります。そのため、メイク道具は定期的に洗浄し清潔な状態を保つことが大切です。
メイク道具を洗ったことがないという方は、自宅にある中性洗剤や今回紹介したようなクリーナーを使ってメイク道具の洗浄にチャレンジしてみてください。