本記事では、まつ毛パーマの特徴、人気の理由、メリット、種類、注意点をまとめています。「これからまつ毛パーマをしてみたい!」という方は、是非本記事を参考にしてみてください。
・まつ毛パーマの概要、マツエクとの違い
・まつ毛パーマを長持ちさせる方法
・まつ毛パーマのメリット
目元は女性の魅力を表すと言われるほど、他者からの印象に大きく影響を与えるパーツのひとつです。
目元の華やかさを感じさせる「マツエク」は現在も人気がありますが、最近では「まつ毛パーマ」も人気を高めています。
まつ毛パーマとは
まつ毛パーマとはその名の通り、まつ毛にパーマをかけてカールをつけることです。
まつ毛パーマと似た施術に「マツエク」がありますが、マツエクはまつ毛一本一本に専用の接着剤でまつ毛の量を増やしていきます。
一方、まつ毛パーマは自まつ毛にパーマ液をつけてカールさせるため、ナチュラルさを失わずに華やかさを出すことができます。
まつ毛パーマとマツエクの違い
こちらの項目では、まつ毛パーマとマツエクの違いを表でまとめました。
施術方法 | まつ毛パーマ | マツエク |
---|---|---|
特徴 | ・美容師免許資格者による施術 ・ロットでまつ毛を固定しグルーでまつ毛を上げて、パーマ液を使用しカールする |
・美容師免許資格者による施術 ・グルーで自まつ毛にまつ毛を装着する |
相場 | 3,000円~8,000円 | 5,000円~10,000円 |
施術時間 | 40分~60分 | 60分~90分 |
施術時間 | 1ヶ月程度 | 3週間~1ヶ月 |
マツエクは装着する本数に対して料金が異なりますが、7,000円前後が相場といわれています。抜け落ちた時のメンテナンスなどを考慮すると、もう少し高く見積もる必要があるかもしれません。
それに対してまつ毛パーマは、4,000円前後で施術を受けることが可能です。カールが持続し続ける期間中はぱっちりとしたまつげをキープすることができます。
また、施術時間もまつ毛パーマの方が短く、施術後もお手入れが簡単です。それらの点を踏まえると、まつ毛パーマの方がコスパは良いかもしれません。
ただし、まつ毛にボリューム感を出したい場合にはまつ毛パーマでは物足りなさを感じてしまうことも考えられます。
どちらの施術を受けるべきか悩んでいる場合には、まつ毛パーマとマツエクには、それぞれのメリット、デメリットがあることを理解した上で選択しましょう。
今、まつ毛パーマが人気の理由
実は「まつ毛パーマ」は1990年代に流行した、マツエクよりも前に登場している美容施術方法です。
2000年頃にマツエクが日本に登場して以降は、マツエク需要の高まりから、まつ毛パーマの人気が低迷しています。
しかし、2019年頃から再びまつ毛パーマの再ブームが到来しました。以前は盛るメイクの流行により、まつ毛にボリューム感を出したいという方も多くいたのですが、最近では「抜け感」を意識したナチュラルメイクブームが続いていたことがその理由と考えられます。
まつ毛パーマも進化しており、その中でも「次世代まつ毛パーマ」と呼ばれる「パリジェンヌラッシュリフト」は、従来のまつ毛パーマとは異なる点が多くあります。
従来のまつ毛パーマ
- まつ毛の毛先部分にカールをつけて、まつ毛を上向きにする施術
- カールの形状は選べるものの、マツエクとの併用は不可
- パーマ後に時間が経過するとバラつきが出る可能性がある
パリジェンヌラッシュリフト
- 自まつ毛を根元から80度立ち上げ、自然な仕上がりに
- まつ毛が痛みにくいトリートメントを使用し、ダメージを軽減
- マツエクとの併用が可能
従来のまつ毛パーマと比較すると、施術後の見た目やまつ毛への負担なども差があることが分かります。
また、8割が下がりまつ毛と言われている日本人でも、パリジェンヌラッシュリフトなら根元からまつ毛を立ち上げるため、まつ毛の長さを最大限に魅せることができるのです。
ナチュラルメイクが人気を博す今、パリジェンヌラッシュリフトは今後さらに需要を高めることでしょう。
まつ毛パーマを長持ちさせるための注意点
まつ毛パーマは平均して1ヶ月~1ヶ月半ほど持つといわれています。しかし、場合によってはそれよりも早く取れてしまうこともあります。こちらの項目では、まつ毛パーマを長持ちさせるための注意点を紹介します。
施術当日はまつ毛を濡らさないようにする
まつ毛パーマをかけてすぐは、薬剤によって毛が不安定で変化しやすい状態にあります。この状態のときに水で濡らしてしまうと、パーマが取れやくなる恐れがあります。
まつ毛パーマを長持ちさせるためには、施術当日は洗顔や入浴時にできるだけまつ毛が濡れないよう注意しましょう。もし濡れてしまった場合は、コットンなど柔らかいもので水分を優しく拭き取ってください。
ビューラーは使用しない
まつ毛パーマをかけた後は、ビューラーの使用をおすすめしません。ビューラーは思っている以上にまつ毛へ負担をかけるため、薬剤でダメージを受けたまつ毛にさらなるダメージが与えられ、パーマが取れやすくなってしまいます。
目元のメイク落としには綿棒を使う
まつ毛は摩擦にとても弱いため、強くこすることで負担が掛かり、結果パーマが取れやすくなってしまいます。目元のメイクを落とす際は、手ではなく綿棒を使用し丁寧に落としましょう。
また、洗顔時に肌を擦るようにして洗う行為も、パーマがとれやすくなるため注意してください。
まつ毛美容液を使用する
まつ毛パーマを行うことで、まつ毛は相当なダメージを受けてしまいます。最悪の場合、まつ毛パーマのやりすぎで自まつ毛が抜けてなくなってしまった、ということもなり得ます。
そうならないために、まつ毛美容液できちんとまつ毛をケアすることが重要です。特に洗顔後は、顔と同様にまつ毛も乾燥しやすい状態にあるため、まつ毛美容液で保湿、コーティングしてあげる必要があります。
まつ毛美容液には保護成分が含まれているため、まつ毛パーマ後のまつ毛を守ってくれることでしょう。
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寝る体制も気を付ける
うつ伏せや横向きの状態で寝るとまつ毛に負担がかかり、パーマがとれやすくなる恐れがあります。可能であれば、仰向けの体勢で寝ることをおすすめします。
まつ毛パーマのメリット
こちらの項目では、まつ毛パーマのメリットをチェックしてみましょう。
メイクタイムを短縮できる
まつ毛パーマのメリットのひとつとして、メイクタイムの時間が圧倒的に短縮されることが挙げられます。
メイクの中でもアイメイクに手間と時間をかける方は多いのではないでしょうか。まつ毛パーマにより、ビューラーの手間が無くなるだけでなくビューラーによるまつ毛への負担を減らすことにもつながります。
すっぴんでも目力アップ
すっぴんの状態ではまぶたが重い方も、まつ毛パーマをすることでまぶたが上がり、目元がぱっちりと華やかになります。
マツエクの場合は、普段あまりメイクをしない方だと濃すぎて目元だけが目立って浮いてしまう、と敬遠する方も多いと思います。
一方、まつ毛パーマは自まつ毛をカールさせるため、自然でぱっちりした目にすることができます。
オイルクレンジングができる
マツエクの場合、装着するための専用グルーとオイルクレンジングの相性が悪く、マツエクをつけている間はオイルクレンジングの使用を避けなければなりません。
まつ毛パーマの場合は、施術後もオイルクレンジングを使用して化粧を落とすことができるため、オイルできちんとメイクを落としたいという方にとってはまつ毛パーマがおすすめです。
逆さまつ毛にも効果的!
逆さまつ毛は、本来外側に向かって生えるはずのまつ毛が内側を向いている状態のことで、毛先が眼球に触れてしまうため痛みを生じさせてしまいます。
ビューラーでまつ毛を上げても時間の経過とともに下がってしまうため、ストレスを抱えている方も多いと思います。
逆さまつ毛の方にもまつ毛パーマはおすすめです。まつ毛パーマをすることでまつ毛が上向きで固定されるため、まつ毛が目に入りにくくなります。
まつ毛パーマの種類
目じりの部分だけカールしたり、根元から全体をカールするなど、まつ毛パーマにはさまざまな種類があります。
こちらの項目では、まつ毛パーマのスタンダードな種類を紹介します。自分自身に最適なデザインを見つけてみましょう。
スタンドデザイン
まつ毛を根元から上向きにしっかりと立ち上げたデザインです。毛先がストレートに仕上がるため、直角に近い角度がつきます。上がりにくい目頭や目尻部分のまつ毛もはっきりと立ち上がるので、一重の方も目元の印象を大きく変えることができます。
ラウンドカール
ラウンドカールはまつ毛に丸みをつけるデザインです。まつ毛の根元は上げすぎず目尻を流すデザインのため、可愛らしい目元に仕上げることができます。平面的な日本人の顔の印象を立体的に魅せてくれるので、年齢問わず人気のデザインです。
ナチュラルデザイン
自然なカールを付けたいのであれば、ナチュラルデザインがおすすめです。あまりまつ毛パーマ感のない自然なカールで目元を演出します。
さいごに
本記事では、まつ毛パーマについて詳しく解説しました。パリジェンヌラッシュリフトの登場で再び人気を集めているまつ毛パーマは、ナチュラルメイクをする方や、目元を華やかにしたい方におすすめです。
マツエクと違いオイルクレンジングで化粧を落とせ、普段のちょっとしたことに注意すればパーマを長持ちさせることもできます。
マツエクとは違うナチュラルな華やかさを求める方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。