脱毛には時間がかかる…という話を聞いたことはありませんか?
本記事では、毛の生まれ変わりのサイクル・毛の仕組み・脱毛の仕組みについて徹底紹介していきます。
※この記事はPRを含みます
脱毛方式にもよりますが、毛の生まれ変わるサイクルに合わせて通う必要があるため、脱毛には時間がかかってしまいます。
しかし、毛が生え変わるペースや・毛の仕組みについて知る機会はなかなかないのではないでしょうか?
毛の仕組みとは
毛は、90%がケラチンとよばれるタンパク質で構成されています。
皮膚から出て目に見える部分「毛幹」と、皮膚の中にあって目に見えない「毛根」に分けられます。毛を作り出しているのは毛根です。
毛根の一番下の部分を「毛球」といい、この毛球の中の「毛母細胞」が活発に細胞分裂を繰り返すことで毛が成長します。
毛球の中の「毛乳頭」には、毛を成長させる栄養分を運ぶための毛細血管が多く存在しており、毛細血管が運んでくる栄養分を取り込みます。取り込んだ栄養分は隣接する毛球内部にある毛母細胞に与えます。
カミソリや毛抜きでムダ毛を処理しても再び毛が生えてくるのは、毛乳頭と毛母細胞が残っているのが原因です。
つまり、毛乳頭を破壊しない限り、毛を抜いても再び生えてきてしまうのです。
毛周期とは
ここからは毛周期についてご紹介していきます。
毛のサイクルについて
毛は、生えてから抜け落ちるまでのサイクルを、約1.5ヶ月~2ヶ月かけて繰り返します。
「成長期」→「退行期」→「休止期」と、3段階のサイクルを繰り返して生え変わります。このサイクルを毛周期と呼びます。
成長期にアプローチをかける脱毛法(IPL脱毛)では、この毛周期に合わせて脱毛を行います。
SSC脱毛も同様にメラニン色素にアプローチをかけますが、施術周期が少し早くなります。
IPL脱毛・SSC脱毛の機械の種類の詳細は下記記事を参考にしてください。
【脱毛比較】脱毛の種類とおすすめサロン・クリニックを徹底比較!夏の美肌は冬からスタート!
サイクル | 特徴 |
---|---|
成長期 | ・毛が成長している時期 |
成長前期 | ・毛根にある「毛母細胞」が、「毛乳頭」の指示によって、細胞分することで毛を増やす |
成長後期 | ・さらに毛が成長し、肌の表面に現れる ※毛乳頭にダメージを与えやすく、レーザー照射に最適な状態 |
退行期 | ・毛の成長が止まり、毛が弱まる ・徐々に毛が毛根から離れた状態になり、自然に毛が毛根から抜け落ちるようになる ※毛乳頭が毛から離れ萎縮しているため、レーザー照射に反応しない状態 |
休止期 | ・毛が抜け落ちる時期で次の新しい毛を生やす準備を始める ※毛乳頭が毛から完全に離れているため、レーザー照射に反応しない状態 |
パーツ別の毛周期
足や腕・ワキ、Vラインなど、パーツによって毛の生える周期は少し異なります。
ここでは、パーツごとの毛周期について解説します。
<腕や足>
3~6ヶ月の成長期を経て、その後5〜6ヶ月程の休止期に移ります。1年ほどのサイクルで、毛が生えて抜け落ちます。
<ワキ>
約3~4ヶ月の成長期を経て、3ヶ月の休止期に移ります。およそ半年ほどのサイクルで、毛が生えて抜け落ちます。
<Vライン>
Vラインは1~2年と成長期が長く、その後1年〜1年半の休止期に移ります。(全ての毛穴から1度に毛が生えているのではなく、処理をしていない状態で約1/4程の毛が生えています。)
約2〜3年ほどのサイクルで毛が生えて抜け落ちますが、VIOに生えている毛は他の部位よりも太く濃いため、完全に毛が抜けるまでに時間がかかります。
毛周期通りに通うと効果がでやすい理由
「毛のサイクルについて」で解説したように、毛周期の中でも「成長期(成長期・成長後期)」が最も脱毛効果がでやすいとされています。
ここでは、成長期に脱毛効果が出やすい理由を3つ解説します。
メラニン色素が濃くなるため
IPL脱毛・SSC脱毛は毛のメラニン色素に反応するため、毛自体の色素が濃い成長期に効果がでやすくなります。
ライトを毛根に照射できるため
退行期〜休止期には、毛が毛根から抜け落ちてしまっている状態です。
すでに毛が抜けている毛根にライトやレーザーを照射してもライトは反応しないため、再度毛が生えている時期(成長期)に照射し直さなくてはいけません。
そのため、効率よく脱毛を進めるために成長期のうちに施術をします。
肌から毛が生えてくる時期のため
成長期の毛は、毛根と繋がった状態で肌の表面に現れます。そのため、毛根(毛母細胞)にしっかりと作用することができ、脱毛効果が高まります。
脱毛が一度では終わらない理由
通常、肌表面に生えている成長期の毛は全体の約30%程度で、残りの半数以上の毛は休止期の毛となり皮膚の下に隠れています。表面に出ている30%程の毛にも照射したライトが全てに反応するわけではなく、肌表面に出ている成長期の毛の約15%のみにライトが反応します。
個人差はありますが、身体の全ての毛に1回目のライトが当たるには6~7回ほどの回数が必要です。
また、一度ライトが当たった毛もその後複数回の照射が必要になるため、脱毛は一度では終わらない仕組みとなっています。
効果がでやすいパーツ
身体の全てのパーツが同じ照射回数で終わるわけではなく、毛周期や毛の深さ・毛質・毛穴の量などで必要な照射回数は異なります。
ワキ・腕・足は、比較的効果の実感が早く見られやすいパーツです。
効果が早くでやすいパーツについて解説します。
ワキ
ワキは身体の中で最も代謝が良く、毛も太く密集していることが多いパーツです。そのため、比較的脱毛効果の実感が出やすい傾向にあります。
しかし、毛の量が多くしぶとく生えてきてしまうため、何度も回数を重ねることが必要です。ツルツルを目指す場合、12~18回程度が必要な脱毛回数の目安となります。
腕・足
腕や足の毛は、ワキやVIOほどの濃さはありません。しかし、自己処理が他のパーツと比べて多く、肌へ蓄積されたダメージも多いパーツです。
効果を感じるまでの回数は、3~4回くらいが目安となります。
効果の実感をより上げるために、自己処理の頻度を減らすことや保湿ケアを合わせて行うことがおすすめです。
回数が多く必要なパーツ
脱毛の効果がでやすいパーツがある一方で、多くの照射が必要なパーツもあります。
毛が残りやすいしぶとい主なパーツは、顔・うなじ・背中上部・VIO・膝回りです。
パーツ別に、照射回数が必要な理由を解説していきます。
顔
顔は、色素の薄い産毛が生えています。毛周期に合わせて脱毛を行うIPL脱毛では、メラニン色素という色の濃いものに反応するライトを利用するため、色素の薄い産毛の部位では時間と回数が必要です。
他のパーツでは回数を重ねるにつれてライトのパワーが強くなります。しかし、顔は皮膚が薄くトラブルが起きやすいことなどから、他のパーツと比べてライトのパワーを上げられないため、顔には時間と回数が必要になります。
また、顔は化粧やクレンジング・洗顔・紫外線等で他の部位と比べて皮膚のダメージが多い箇所となります。皮膚自体のダメージも効果の実感に時間がかかる要因となります。
うなじ・背中
最も毛穴の数が多いとされているパーツは、うなじから背中上部にかけてといわれています。
毛穴が密集していることから毛の量も多くなり、顔と同様に産毛のパーツとなるため、うなじと背中上部も時間と回数が必要です。
VIO
VIOは身体の中で最も代謝が悪いパーツです。
<VラインとIラインの境目>
うなじと背中、ワキ同様毛穴が密集しています。ワキの場合は太く抜けやすいですが、VIOの場合は代謝が悪いため、脱毛に回数が必要です。
<Iライン>
歩くときにショーツとの摩擦が生まれるため、肌へのダメージが多いパーツです。顔同様、ダメージを受けることにより毛自体の生やそうとする力が強くなるため、時間と回数が必要です。
VIOやワキを見たときに、1個の毛穴から2~3本の毛が生えているのを見たことはありませんか?
これは毛が太いパーツに起こりやすく、2,3本生えていても1回の照射でライトが反応する毛は1本のみです。ライトが反応しなかった残りの毛は次回以降の照射で反応し、抜け落ちる仕組みです。そのため、VIOにも時間と回数が必要になります。
膝回り
膝回りは他のパーツと比べ、角質がたまりやすいパーツです。角質がたまることで皮膚が厚くなり、毛が抜け落ちにくくなります。
膝回りは、脱毛を開始する前に皮膚を柔らかくしておきましょう。コットンに化粧水をたっぷりつけてコットンパックをしたり、スクラブの使用をおすすめします。
美容脱毛の回数と効果の目安
美容脱毛でも、サロンによって使用する機械が異なります。そのため、目安回数は同じでも、ライトのパワーや必要な回数が異なる場合があります。
ここでは、回数ごとに得られる脱毛効果の目安について紹介します。
<6回>
毛が柔らかくなり、生えてくるのが少し遅くなってきたかな、という効果実感が目安。
<10~12回>
自己処理が週に1.2回程に減り。全体的に産毛が残るような状態が目安。
<18回>
自己処理が月に2.3回程に減り、全体的に薄くなってきたが、しぶとく残りやすい5パーツがまだ気になる。
<20回以上>
しぶとい5パーツも少しずつ気にならなくなってくる。
完全に毛を無くしたい場合は、18回~24回程の回数が必要です。
毛周期が関係ない脱毛
ここまで毛周期に合わせた脱毛について紹介してきましたが、毛周期に関係なく通うことのできる脱毛も存在します。
SHR脱毛
「スーパーヘアリムーバル」が正式名称の蓄熱式脱毛です。メラニン色素に反応させて脱毛を行う他の方式とは異なり、表皮に近いバルジ領域に蓄熱させた熱を与える脱毛方法です。
熱をじっくり与えて毛包にダメージを与えるため、効果の実感には比較的時間が必要ですが、抑毛効果が期待できる脱毛方法です。
メラニン色素に反応させる方法でないため、色黒や日焼け肌・金髪でも施術が受けられることや、痛みが少ないことがメリットです。
また、SSC脱毛同様、毛の周期関係なく通えるため短期間で脱毛が卒業できる、というメリットもあります。
しかし、周期通りに通うIPL脱毛に比べて1/4~1/10程の出力で照射を行うため、早いペースでお店に通わなければ効果を実感しづらい、というデメリットがあります。
また、連射をしていくにつれてライトのエネルギーが弱まります。
ハイパースキン脱毛
ハイパースキン脱毛は、正確には「発毛予防」の抑毛効果を得られる脱毛方法です。
IPL脱毛・SSC脱毛のように毛根にアプローチをかけるのではなく、発毛因子に作用します。3~4週間に1回、肌にある発毛因子に特殊な光を含んだ低温のハイパースキン光を当てて、発毛そのものを予防します。
SHR脱毛同様、発毛因子を消滅させるため、毛は生えてこなくなります。
アトピーや乾燥肌、ニキビ肌にも安心して施術を受けられることがメリットです。
おすすめの脱毛サロン紹介
全国に50店舗以上展開されており、ランキング上位に選ばれる全身脱毛サロンです。
照射面自体がマイナス4度に冷えるためジェルが不要な、国産性の最新IPL脱毛機種を使用しています。全身脱毛プランが豊富な点や、追加料金の発生がない点、予約の取りやすさが人気の理由です。
未成年の方が唯一ローンを組まずに施術可能な、全身1回の月額プランがあり、料金もリーズナブルな点から学生でも始めやすいサロンです。
認知度№1の老舗安心店舗で、全国に展開している有名サロンです。100円(税込)でワキ+Vライン通い放題など、始めやすいリーズナブルなプランが人気の理由です。
予約の取りやすさを重視したプランやホームケアが付いているプラン、顔施術も可能な家庭用脱毛器付のプランなど、豊富なプランが特徴です。
また、現在は全身脱毛専門のサロンが増えている中、部分脱毛のコースもあるため、部分的に気になる方にもおすすめのサロンです。
痛みの少ないSHR脱毛の機械を採用している脱毛サロンです。最短6ヶ月で脱毛が完了でき、色黒肌や日焼け肌・金髪の毛でも施術可能な点、リーズナブルな料金も人気の理由です。
また、学割・リベンジ割・ペア割と割引サービスも豊富です。他のサロンではあまり対応していない眉間が追加料金で施術が可能な点や、小鼻も追加して施術ができる点などが嬉しいポイントです。
全国1に店舗を拡大中の脱毛サロンです。
最大の特徴は、独自の「ハイパースキン法」によって「我慢する脱毛」から「気持ちいい脱毛」を実現している点です。「敏感肌」の方や他店利用中で「痛み」を感じた方におすすめのサロンです。
キッズ脱毛プランの用意もあり、親子で通えることも人気なポイントです。
さいごに
本記事では、毛周期についてや、美容脱毛の回数と効果の目安、毛周期が関係ない脱毛などについて解説し、おすすめの脱毛サロンを紹介しました。
現在肌の表面に出ている毛は全体の約30%のため、脱毛は一度では終わらず時間がかかります。
夏にツルスベ肌を目指すためには、秋・冬のスタートがおすすめです。自分に合った脱毛サロンを見つけて自己処理の少ないツルスベ肌を手に入れましょう。